ノートパソコンのよくある画面故障と修理の現実

2025.06.022025.06.08

ノートパソコンは日常に欠かせない便利なツールですが、意外と壊れやすいものです。特に液晶画面の破損は、多くのユーザーが経験するトラブルの一つ。この記事は、ノートパソコンが壊れるよくある理由、修理費用が高くなる理由、そしてメーカー保証外でも頼れる修理店のメリットまで解説します。

よくあるノートパソコンの故障シーンとは？

1. キーボードの上に物を置いたまま閉じた

ペンやメモ帳、消しゴムなどをキーボードに置いたままパソコンを閉じると、液晶画面に圧力がかかり割れてしまうことがあります。これは非常に多い破損原因の一つです。

2. ベッドや机からの落下

ノートパソコンをベッドや机の端に置いていた場合、不意に滑り落ちてしまうことがあります。特にコードに足を引っ掛けてしまった時など、画面破損につながる事故が頻発しています。

3. ペットが飛び乗って倒してしまった

猫や小型犬がパソコンの上に飛び乗ってしまい、パソコンが倒れて画面が割れるケースもよくあります。在宅ワークが普及した今では、こうした「ペット事故」も増加傾向です。

4. 飲み物をこぼした

キーボードや内部基盤に液体が侵入すると、ショートや腐食の原因となり、パソコン全体が故障する可能性があります。コーヒーや水の取り扱いには特に注意が必要です。

ノートパソコンの破損を防ぐには？―おすすめの保護グッズ

よく起こるノートパソコン破損。
「バッグに入れて移動中に圧迫されて画面割れ」「角から落として筐体がへこんだ」など、
ちょっとした油断が大ダメージにつながります。

では、こうしたトラブルを未然に防ぐには、どうすればいいのでしょうか？

実は、専用の保護グッズを着けて、破損リスクをぐっと減らすことができます。
以下に、当店でも相談が多いおすすめの保護アイテムをご紹介します。

● インナーケース

ノートパソコンをやさしく包み込む柔らかいケース。薄型でバッグにもスッと収まり、ちょっとした衝撃や擦り傷からしっかり守ってくれます。

● スリーブケース

インナーケースと似ていますが、よりスリムで軽量。ネオプレンなど伸縮性のある素材を使ったものが多く、取り出しやすくて扱いやすいのが特徴です。

● ハードケース

プラスチックやアルミ製など、外側が硬い素材のケース。落下や圧力に強く、特に外出が多い方や通勤・通学でパソコンを持ち歩く方におすすめです。

● セミハードケース

ハードケースほど固くはありませんが、外側に固めの素材を使い、内側はクッション性のある設計。携帯性と保護性のバランスが取れていて、普段使いにぴったりです。

● バッグインバッグ

パソコンやアクセサリーをまとめて収納できる専用ケース。インナーケースと同様の役割ですが、ポケットが多く、ACアダプタやマウスも一緒に入れたい方に便利です。

● ガード類（角・ポートガード）

パソコン本体の角やUSBポートなど、特に衝撃を受けやすい部分を保護するアイテムです。本体全体は覆いませんが、特定の弱点をピンポイントで守れます。

なぜノートパソコンの修理費用は高いのか？

まず、ノートパソコンに限らず、液晶画面やタッチパネルなどのディスプレイ部品は、単体でも高額です。
最近の解像度の高いモデルやタッチ対応モデルでは、部品だけで数万円になることも珍しくありません。

さらにノートパソコンはデスクトップ型と違い、基本的に一般人の分解を前提に作られておらず、
分解や組み直しにも高度な技術が必要です。

1. 分解が必要な構造

ノートパソコンは内部パーツがコンパクトに集約されており、画面一つ交換するにも分解、組み立て作業が必要です。これが工賃を押し上げる要因になります。

2. 同型部品の調達が難しい

液晶パネルなどの交換パーツは機種ごとに異なり、製造が終了しているモデルだと部品の入手が困難です。特定型番のパネル探しが費用と時間を増やします。

3. 修理費用 vs 買い替えの見極めが必要

修理費用が高額になる場合は、そのパソコンの中古市場価格と比較し、修理するか買い替えるかを判断するのが賢明です。また、パソコンの心臓部の電子基盤はとても高価で寿命があり、目安としては５〜６年で買い替えとされていますが、自動車の様に長年大事に使い続けているユーザーも、また多く存在しています。

保証でカバーされるのは「製品不良」のみ

説明では全てのパソコンメーカーの事を一言で断定することはできないため、あくまで一般的なパソコン保証事情を解説します。

自己過失は保証対象外

落下や水濡れといった使用者の不注意による故障は、通常のメーカー保証ではカバーされません。
パソコン購入時の保証範囲強化や期間延長を有料でを行っているパソコンメーカーさんもあります。
ですが、基本的には不注意の故障は「実費修理」になるのが一般的です。

保証期間は1〜2年が一般的

メーカーの標準保証期間はおおよそ1〜2年です。延長保証をつけていない限り、それ以降の修理はすべて有料です。

部品の在庫終了で修理不可に

発売から年数が経過すると、修理用部品の生産・在庫が終了し、メーカーでの修理受付も打ち切られることがあります。メーカーさんの対応が全て終了したパソコンは、街の修理屋さんに依頼すると修理可能な場合もあります。

修理は「街の修理店」という選択肢も

メーカー保証外の修理や、スピードを重視したい人には街のパソコン修理店が有力な選択肢となります。以下の点でメリットがあります。

修理が早い

メーカー修理では1週間以上かかることもありますが、街の修理店なら即日〜数日での対応が可能です。

データを残した修理が可能

メーカーでは初期化されるケースが多いですが、街の修理店ではデータを保護したまま修理する柔軟な対応が期待できます。

修理費用が抑えられる

互換パーツや中古部品を使うことで、費用を抑えつつ修理が可能です。メーカー純正品にこだわらない柔軟性があります。

便利な立地と対応時間

駅近や商業施設内に店舗があり、土日営業や夜間対応もしているため、忙しい人でも利用しやすいです。

メーカーが対応できない修理や設定も対応可能！

街の修理店EyeSmartは、以下のような修理・サービスも対応可能！

古い機種の修理（部品が手に入れば対応可能）
互換部品の使用（コスト削減）
データ復旧・バックアップサービス
メモリ増設やSSD交換などのカスタマイズ
自作パーツの修理や軽微な不具合対応

修理・サービス内容	メーカー対応	街の修理店対応
古い機種の修理	✖（部品在庫終了で対応不可）	◯（互換品・中古部品で対応可能）
互換部品の使用	✖（純正品のみ）	◯（コストを抑えるため使用可）
データの保護・復旧	✖（初期化が前提、復旧は非対応）	◯（データを残す修理や復旧が可能）
メモリ・SSDなどのカスタマイズ	✖（サポート外）	◯（増設・交換など柔軟に対応）
軽微な不具合や自作パーツの修理	✖（規定外対応不可）	◯（内容に応じて柔軟に対応）