Lenovoタブレットのバッテリー交換【電池交換も即日!】
今回は、タブレット「Lenovo TAB5」のバッテリー交換をご依頼いただきました。Lenovo TAB5は2019年に発売され、リーズナブルな価格が魅力です。しかし、長期間の使用によって充電が30%付近で止まり、満充電ができなくなったという不具合が発生したため、EyeSmartに修理をご依頼いただきました。
今回はバッテリー交換の手順を細かく見ていきます。DIYでの修理をお考えの方にも参考になる内容かと思いますが、EyeSmartではお客様の安全を第一に、プロの技術を活かして確実な修理サービスを提供しています。
修理のための準備とバッテリー交換作業の流れ
まず、タブレットのケースを開けるために、薄い金属のヘラとギターピックを使用。
ヘラは、プラスチックケースを傷つけずにフレームの隙間に差し込むのに最適で、ギターピックはケースを少し開けた後に爪を外すのに役立ちます。タブレット分解には、通常は外装の隙間をドライヤーなどで温めて、外装を接着されている粘着テープを熱で柔らかくして剥がしやすくする工程があります。最近のタブレットやスマホは外装の繋ぎめを防水機能強化を目的として、強力な粘着テープで密封されているためです。
パソコン寄りの構造の古いレノボタブレット端末もある
しかし、今回のレノボのタブレット端末は、パソコン寄りの構造になっており、よりパソコン素体に近い外装同士にプラスチックの爪を持っており、互いに噛み合って素体を固定している構造になっています。
外装の隙間にヘラを慎重に差し込み、少しづつこじ開けてからピックを入れ、爪を丁寧に外していきました。
この作業はタブレットの内部にアクセスするための最初のステップです。無理に力を入れるとケースや爪が破損する可能性があるため、細心の注意を払います。
裏蓋を開けると、次に精密ドライバーを使用して端子を固定しているネジを外しました。特にコネクター端子は非常にデリケートで、外す際にはピックを使って慎重に行います。ここまでの作業では、力加減に注意しつつ、確実にパーツを取り外していきます。
バッテリーの衝撃吸収や放熱のため?謎の背面アルミ部品
次に、バッテリーを本体に固定しているアルミフレームから取り外す作業です。
このタブレットのバッテリーは、非常に強力な両面テープでアルミフレーム部品に固定されており、単純な力だけでは剥がせません。そこで、粘着力を弱めるために工業用の無水エタノールをスポイトで流し込みました。こうすることで、テープの粘着が弱まり、バッテリーを安全に取り外しやすくなります。慎重に作業を進めていく上で、分解時の部品の取り付け順番や構造を覚えながら作業を行い、組み立て時に逆の作業を再現しながら組み立てていく流れです。アルミ部分は薄く、最小限の加工がなされているため、手ケガを防ぐことが可能です。注意点としては、無水エタノールなどは可燃性の液体であり、タブレットのバッテリー部品も可燃物が金属パックに密封されている構造なので、扱いには最新の注意が必要です。
- ケースを開ける際、外装を繋ぎ目をヘラとギターピックを使用して爪を外し、無理な力を避ける。
- 精密ドライバーで端子のネジを外し、デリケートなコネクター端子には慎重にピックを使用。
- バッテリーを取り外すために無水エタノールで粘着力を弱める。エタノールは可燃性のため注意が必要。
新しいバッテリーの取り付けと動作確認も
無事に古いバッテリーを外した後、新しいバッテリーを取り付けます。
まず黒い端子部分を基板にしっかりと接続し、バッテリー固定用の金具をビスで留めます。ここでも端子部分が外れやすいため、慎重に取り付けを行いました。その後、外したネジを全て元に戻し、裏蓋を閉める前にカメラの位置も確認しました。
電源を入れて動作確認を行い、パスワードを入力して無事に起動が確認できました。さらに、設定画面からバッテリーの状態も確認し、新しいバッテリーが正常に認識されていることを確認しました。この後、実際に満充電を行い、修理後の動作確認も問題なく完了しました。
今回のバッテリー交換は、特にバッテリーを固定しているアルミフレームから剥がす作業がやや難しかったものの、それ以外の工程はスムーズに進めることができました。この様にタブレットひとつとっても年代や製造メーカーなどで構造も様々になっており、お客様ご自身で分解修理をする場合は、特に経験と事前リサーチが重要になってきます。
タブレットPCの電池交換ならEyeSmartにご相談ください!
EyeSmartでは、Lenovoのタブレット端末シリーズをはじめ、各種Androidタブレットやスマートフォン、ノートパソコンなどバッテリー交換を中心に様々な修理修繕、トラブル解決を行っております。
そうした8年以上培ってきた専門知識と経験をもとに修理を行っております。人気の機種のバッテリーや画面部品などの主用部品は在庫保管しているため、事前予約なしで在庫確認が取れ次第、修理が可能な場合がほとんどです!
過去の修理実績のあるタブレット端末/ iPad, Surface, Galaxy Tab, MatePad, Tab, ZenPad, LAVIE Tab, Fireタブレット, Pixel Tablet, Redmi Pad, OPPO Pad, ThinkPad Tablet, MediaPad, Xperia Tablet, Yoga Tab, IdeaPad Tablet, Mi Pad, Nexus Tablet, Venue Tablet, Transformer Pad, Iconia Tab, Shield Tablet, Kindle Fire, Nook Tablet, PlayBook, TouchPad…etc