Lenovo ThinkPad ノートパソコンのキーボード交換修理するなら

今回は、Lenovo ThinkPad E590のキーボード交換のご依頼をいただきました。同じ機種をご利用の方で、キーボードの不具合にお困りの方もいらっしゃるかと思います。そこで、修理のご提案内容や実際の修理の流れを詳しくご紹介いたします。

キーボード不具合の症状と修理のご提案

お客様からは、「特定のキーが反応しない」「一部のキーを押しても文字が入力されない」といったご相談をいただきました。原因としては、長年の使用による劣化や、液体のこぼれによる故障が考えられます。

初めに、念の為キーボード反応テスト用ソフトを使ってキーが押されたことをパソコンが認識しているか、キーの反応チェックした後、簡単なクリーニングやソフトウェアの問題を確認しましたが、改善が見られなかったため、ハードウェア的な故障と判断しました。そのため、キーボード全体の交換をご提案させていただきました。Lenovo ThinkPad E590はキーボードの部分交換ができず、丸ごとキーボード交換が可能なモデルであり、キーボード丸ごと交換することで操作性を取り戻せます。

ThinkPadのキーボード部品交換の流れ

1. キーボード部品交換事前準備

• 電源オフとバッテリーの取り外し：安全のため、パソコンの電源を切り、意図しない通電防止のためにバッテリーや接続されている周辺機器をすべて取り外します。

2. 裏面のネジを外す

• ネジの場所確認：パソコン裏面にあるネジを確認します。Lenovo ThinkPad E590の場合、キーボード固定用のネジは2本あります。
• ネジの取り外し：適切な規格のドライバーを使用、長年使ったパソコンのねじは硬くしまっている場合があるため、ねじ山が削れないように慎重にネジを外します。外したネジは紛失しないように小さな容器に入れて保管します。

3. キーボードの取り外し

• キーボードの持ち上げ：キーボード上部にある隙間にプラスチック製のヘラやマイナスドライバーを差し込み、ゆっくりと持ち上げます。力を入れすぎるとパーツを破損する恐れがあるため、慎重に作業します。
• フラットケーブルの取り外し：キーボードと本体をつなぐフラットケーブルをコネクタから外します。固定用のロックを解除してからケーブルを引き抜きます。

4. 新しいキーボードの取り付け

• フラットケーブルの接続：新しいキーボードのフラットケーブルを本体のコネクタに差し込み、ロックをしっかりと固定します。
• キーボードの装着：キーボードを本体に戻し、上部から順に押し込んで固定します。

5. 裏面のネジを締め直す

• ネジの取り付け：外したネジの位置関係を記憶しておき、再組み立ての時に元の位置に戻し、しっかりと締めます。

6. 組み立て後の動作確認

• 電源を入れる：バッテリーを取り付け、パソコンの電源を入れます。逆を行うと故障の原因になる場合があるので注意。
• キーのチェック：全てのキーが正常に反応するか、再び、キーボード反応テスト用のソフトを使って、一つ一つ確認していきます。

ThinkPad キーボードユニット交換修理を終えて

修理後、キーボードは新品同様に動作し、お客様にも大変ご満足いただけました。Lenovo ThinkPad E590のようなノートパソコンは、キーボードが交換可能な設計になっているため、不具合があっても本体ごと買い替える必要はありません。

現代のノートパソコンのキーボード交換は、シート状のキーボードユニット全体を交換する作業が一般的です。この作業は他の部品の取り付けや再組み立ても含んでいる複雑な作業であり、専門知識と経験が豊富な作業者の方が有利です。専門修理業者に依頼することが推奨されます。

キーボード修理を修理店に依頼する理由は価格と手軽さ

1. 専門知識と技術: ノートパソコンの内部構造は複雑であり、キーボードの交換には専門的な知識と技術が必要です。誤った手順での交換は、他の部品に損傷を与えるリスクがあります。
2. 適切な部品の入手: 修理業者は各メーカーやモデルに適した部品を正確に入手できます。自分で部品を調達する場合、誤った部品を購入してしまう可能性があります。
3. 保証とアフターサービス: 専門業者に依頼することで、修理後の部品の保証やサポートを受けられる場合があります。EyeSmartでは、部品の種類にもよりますが、交換部品に最大３ヶ月の初期保証を付与しており、期間内の部品に起因した故障は無料で一回に限り再修理が可能です。修理後の不具合にも対応してもらえます。

購入メーカーさんへ依頼する場合は？

• データのバックアップ: メーカー工場の修理は基本的にデータが初期化されることが前提のため、事前に重要データのバックアップを取っておくことが重要です。街の修理店（民間の修理専門店）はデータのバックアップは不要です。
  
• 修理期間の確認: 修理にかかる期間はメーカー修理工場は大規模で混みやすく、修理拠点の数が街の修理場よりも少ないので、確認して使い分けることが大事です。

キーボード交換にかかる日数時間は、依頼する修理先や部品の在庫状況によって異なります。事前に修理期間を確認し、業務や学業に支障が出ないように計画を立てましょう。

街の修理店EyeSmart

街の修理店では、キーボード部品交換ではデータのバックアップなしで修理開始でき、データが消えることはありませんが、不安であれば重要はデータをバックアップしておくことをお勧めしています。

• 迅速な対応: 街の修理店は即日対応や短期間での修理を行っている場合が多く、急ぎの場合に便利です。
  
• 柔軟なサービス: メーカー修理では対応できない機種や古いモデルでも、街の修理店では対応可能な場合があります。
• 費用の透明性: 修理内容や費用を事前に詳しく説明してくれる店舗が多く、安心して依頼できます。

キーボードの不具合でお困りの際は、ぜひEyeSmartにご相談ください。専門の技術者が丁寧に対応し、最適な修理プランをご提案いたします。お客様の大切なパソコンを、安心してお任せください。