Windows11のブルースクリーンが廃止になる!?

項目 詳細
対象OS Windows 11 バージョン24H2以降
変更時期 2025年夏後半リリース予定の機能アップデート適用時
変更内容 ブルースクリーン → ブラックスクリーンへ切替
顔文字・QRコード廃止/エラーコード等のみ簡潔表示
影響しないOS Windows 11 24H1以前・Windows 10以前は従来のブルースクリーン継続

※この仕様変更は現時点でWindows 11 限定です。他バージョンには影響しません。

目次

ブルースクリーン廃止の発表

6 月 26 日に公表された Windows 安定化プログラムにより、長年 “BSOD” と呼ばれてきた青いエラー画面は、今夏公開予定の Windows 11 バージョン 24H2 から黒い背景へ切り替わることになった。対象バージョンではシステムが重大な障害を検知すると真っ黒な画面「ブラックスクリーン・オブ・デス」が表示され、従来の警告色だった青は姿を消す。背景色の変更には「目に飛び込む情報量を減らして心理的負担を軽くする」ねらいがあり、再起動までの待機時間も約 2 秒へ短縮された。正式な実装は今回が初めてで、約 40 年続いた青画面は歴史的な役目を終える。

新ブラックスクリーンの特徴

新しいエラースクリーンは Windows 11 のデザイン原則に合わせて視認性と操作性を高めた構成へ刷新された。従来の詳細情報はバックグラウンドで自動収集されるため、解析用データ量が減るわけではない。

  • 画面中央に「デバイスに問題が発生したため再起動が必要です」と明示
  • 画面下部に停止コードと失敗したドライバー名を表示
  • 背景色を黒に変更し、顔文字と QR コードを廃止
  • “PC” という表現を “デバイス” に簡素化
  • 余計な要素を排し文字情報に集中、読み取り時間を短縮
  • クラッシュダンプ収集を高速化し約 2 秒で完了
  • 自動再起動は従来どおり実行され、作業復帰が早まる

バージョン24H2で利用開始

ブラックスクリーンは Windows 11 バージョン 24H2 に標準搭載され、家庭ユーザーは設定を変えなくても新 UI を利用できる。企業環境でポリシーにより無効化している場合でも管理者が任意に有効化可能だ。Microsoft は Windows Insider Program 参加者へテスト版を配信し、フィードバック ハブ経由で意見を収集中。正式リリースは 2025 年夏後半が予定されている。

QMRによる自動修復

同時に導入される「Quick Machine Recovery(QMR)」は、起動不能になった PC を遠隔かつ自動で修復する新機能。専用回復パーティション(WinRE)が自動起動し、診断データを Microsoft に送信して最適な修正プログラムを受信する。復旧が成功すれば OS は通常どおり立ち上がり、IT 管理者は現場に赴くことなく修理できる。個人ユーザーでも全工程が自動化されるため、手動診断に時間を取られずに済む。

利点・課題とネットの声

黒画面への変更でエラー原因の特定が早まり、心理的ストレスも軽減できると期待される。一方で「色が変わるとエラーと気づきにくい」「停止コードだけでは詳細解析が難しい」といった懸念も残る。再起動後はイベント ビューアーでログを確認し、必要なら停止コードとドライバー名を公式サポートへ伝える運用が推奨される。

ネットユーザーの反応は?

  • 「一瞬モニターが切れたのかと勘違いしそう」
  • 「顔文字も QR コードもなくなるのは少し寂しい」
  • 「赤にしたほうが危機感が増すのでは」
  • 「黒い画面に白文字は DOS 時代を思い出す」
  • 「停止コードだけでは原因がわからない」
  • 「ブルーだからこそ一目で “ヤバい” と分かったのに」
  • 「色よりもアップデートで不具合を出さないでほしい」

Windowsお馴染みのブルスクが消えるの寂しいけど‥

画面の色が変わってもクラッシュ自体がなくなるわけではない。重要データの定期バックアップを怠らず、万一ブラックスクリーンが出ても慌てず停止コードを確認し、指示に沿って復旧を進めよう。

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