自作PC初心者がグラフィックカードを買うコツとオススメのグラボ3選
スペックへのこだわりを持つPCユーザーが着目するパーツのひとつ
「グラフィックカード」
主にeスポーツ選手をはじめ、プロゲーマーであれば搭載するのは当然、また趣味でPCゲームを楽しまれている方にとっても重要なパーツとなります。
しかし、スペックなどの基準がPC本体や他のパーツと異なるため、どうやって選べば良いのか初心者の方は迷うはず。
そこで今回は、主に自作PCやカスタマイズ初心者向けに、基礎的なグラフィックカードの選び方を解説いたします。
グラフィックカードを選ぶ上で押さえておきたい重要なポイント4つ
グラフィックカードやPCパーツというと、専門的で高度な印象を持ってしまいがちですが、主に知っておくべきポイントは4つに絞れます。
では、一つずつ解説してまいりましょう。
プレイしたいゲームを意識する
グラフィックカードを選ぶ際に、まず意識しなくてはならないこと。
それは、「自分が遊びたいゲームに必要なスペック」です。
プレイするゲームによって、要求スペックは異なってきますが、画面描画に大きく関わるGPUは「プレイ可能か否か」にも直結する部分となります。
これからゲーミングPCを購入する段階であれば、ゲーム推奨スペックのPCを選ぶのも堅実な選択ですね。
見落としがち?!出力端子の形式
また、グラフィックカードが対応する出力端子も確認しておく必要があります。
大抵の場合、対応する出力端子はDisplayPortかHDMIとなっており、多くのゲーミングモニターはどちらかの対応となります。
ただし、ビジネス用途で使用する場合、D-SUBのような古い規格のディスプレイに接続することも考慮する必要があります。
ビジネス用途となると、ディスプレイだけでなくプロジェクターへの出力という場合もあるでしょう。
もちろん、グラフィックカードを合わせる他、変換アダプターでの対応という選択肢もあります。
スペック詳細も要確認!
グラフィックカードのスペックで見なくてはならないのは、GPUの処理速度だけではありません。
他にも細かなところについて確認すべきこともあります。
例えば、スロットの規格がマザーボードに対応しているか、占有数に対し、取り付ける箇所は十分に空いているか、などです。
また、快適なゲームプレイを実現するには冷却方法も考慮する必要があります。
グラフィックカードの冷却方法には内排気型と外排気型があり、静音を意識するなら内排気型、本体のエアフローに制限がある場合は外排気型が良いとされています。
オリファンモデルとは?
グラフィックボードは製造元の違いにより、リファレンスモデルとオリファンモデルの2種類に分けられます。
まず、グラフィックボードの処理を担うGPUを製造しているメーカーが発表するもののことをリファレンスモデルといい、グラボの専門メーカーに先立ってGPUをいち早く試してみることができるモデルとなります。
そのあとで発表されるオリファンモデルは専門メーカーによる設計のものであり、GPUが発表されて少し待つ必要があるものの、リファレンスモデルより創意工夫されたものを使うことができます。
オススメグラボ3選
これからグラフィックカードを増設しようかな?と考えている方のため、2023年現在おすすめの人気グラフィックカードを3つ挙げてみました。
選ぶ際の参考にされてください。
MSI GeForce RTX 4060 Ti
効率的な排熱を実現する「トルクスファン4.0」に高速処理を可能とするGDDR6メモリと、ハードウェア性能だけでも優れているのに加え、AIアルゴリズムを応用することで更に快適なゲームプレイを可能としました。
お値段はそれなりですが、絶対に勝ちたいプロゲーマーであれば投資の価値はあるかと思います。
価格:77,561円
Intel arc a750
こちらも、モデリングアルゴリズムにAIを応用したもので、高速で美しいCG表現を可能としています。
先ほどのモデルに比べGPUクロック周波数が控えめである分、お値段がお手頃になっているので、コストと性能を考慮しての選択肢として念頭に置いておくと良いでしょう。
価格:45,000円
Radeon RX 7600
自作ファンであれば毎度お馴染みの「玄人志向」ブランドのグラフィックカード。
流石にコストパフォーマンスは優秀です。
搭載GPUのRX6600は4Kなどの高解像度やレイトレーシングはあまり得意ではありませんが、用途が限定されていたりライトユースであれば十分でしょう。
価格:30,101円
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- グラフィックカードは何より、遊びたいゲームを基準に選ぼう!
- 次に、自分のPCやディスプレイとの対応を確認
- 熱の排気方法も要チェック
- ビギナーさんはメーカーの工夫が見られる「オリファンモデル」を買っておけば安心!
ゲームのみに限らず、グラフィックカードは画像処理や3Dモデリングなどの処理も助けてくれるため、ビジネスPCでもそうした機会がある場合には、増設を考えてみても良いでしょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。